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医療法人社団誠馨会
千葉中央メディカルセンター

〒264-0017
千葉市若葉区加曽利町1835-1
TEL:043-232-3691
受付時間
午前8時15分〜

※来院前に必ず各科の診療時間をご確認ください。

看護師の一日の様子などもご案内

http://www.ccmc.seikei-kai.or.jp/

  • 当院は2012年10月に日本医療機能評価機構ver.6.0による認定更新をしました。

メディカルEYE

2015年10月01日発行
アレルギー疾患リウマチ科 部長 猪熊 茂子
M-eye No.62 診断、治療ともに進歩しているアレルギー・リウマチ性疾患
―疾病を持ちながら通常の日常生活が送れます―

免疫異常とは?

 免疫は本来外敵から自己を守る仕組みの一つです。
免疫が滅法弱くなる病気はAIDSが有名です。一方、免疫が過剰に働くのがアレルギーで、外敵でなく自己の身体成分に対して免疫反応がみられるのが自己免疫疾患です。これらの免疫異常についての学問は20世紀後半に著しく進歩しました。21世紀に入って更に治療の分野で進歩が見られています。
 アレルギー疾患リウマチ科では、過剰な免疫反応がみられる気管支喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、薬剤アレルギー、アナフィラキシーなどと、自己免疫現象がみられる膠原病、関節リウマチ、血管炎などを診療します。後者は「リウマチ性疾患」と総称されます。関節リウマチ患者さんは全国に70〜80万人も居ます。血管炎の多くは高齢者の病気で、高齢社会化と相俟って増えています。

「リウマチ性疾患」

 膠原病は、半世紀前は稀少な難病とされ、1973年に始まった国の難病(特定疾患)対策対象に含まれました。2015年初頭に国の難病対策は刷新され、対象が300疾病に広げられ、関節リウマチ以外の殆どの膠原病は対象とされていますが、個人の診療費補助については重症度によることとなりました。
しかし、実際、正確な診断の下に過不足ない治療が行われれば、「難病」のイメージは必ずしも当たらなくなっています。合併症、副作用についても感染症、薬剤障害とも経験が積まれて回避・回復され易くなっています。

「アレルギー疾患」

 アレルギー疾患の一代表とされてきた気管支喘息の死亡数は、1950年代には1万数千人でしたが漸次減じ、1995年以降更に減じて2013年には2000人を切るに至りました。しかし、アレルギー性疾患の患者数自体は増えていると想定されます。特に食物アレルギー、薬剤アレルギーが多く認められるようになり、最もきついアレルギー現象であるアナフィラキシーは増えています。アナフィラキシーは、強い蕁麻疹のみでなく、ショックや呼吸障害を伴って意識消失、失禁にまでも至ります。発現時の自己注射が広く処方されるようになっています。

 アレルギー・リウマチ性疾患は今や診断、治療とも進歩して、疾病を持ちながら通常の日常生活を送れるようになっています。


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減塩について
2015年10月01日発行
栄養課 

塩分摂取量の目安

 現在、日本人の1日の塩分摂取量は男性:11.4g、女性:9.6gです。WHO(世界保健機関)では、1日5g未満にしましょうと言われています。
イギリスでは、食品業界の塩分削減に伴い、2005年からの3年間で塩分摂取量が10%削減できたことにより、医療費が年間2600億円減りました。
当院では、汁物を右記のような電子塩分計にて測定をし、塩分0.8〜1.0%になるよう調整しております。

減塩の効果って?

① 高血圧による動脈硬化(いつも血管が張り詰めた状態におかれ、次第に厚く、硬くなる)を予防できる。
② 動脈の柔軟性を高める、脳梗塞、心筋梗塞が予防できる。
③ 心臓に無理な負担をかけにくくなり、心臓肥大や心不全を予防できる。
④ 胃がん、骨粗鬆症、蛋白尿の程度を軽くする。
⑤ 降圧薬の効果を高める。
⑥ 将来の腎不全、人工透析を予防できる。

?気になる10の質問?

Q1.元気なら、別に減塩しなくてもいいですよね。忙しくて面倒ですし・・・。
A.40〜60歳代は「脳卒中でバッタリ」の要注意時期。ぜひ減塩を始めてください。

Q2.ビールやお茶をたくさん飲めば、塩分も尿と一緒に追い出せますよね?
A.水分を一度に多くとっても塩分排泄は少なく、心臓にかかる負荷のほうが心配です。

Q3.汗をかいたときや、暑い夏は、塩分を補給したほうがいいですよね?
A.多少の汗なら水分補給だけで十分ですが、発汗量や体調などの状況によります。

Q4.塩分を多く取っていても血圧が上がらなければ、減塩しなくてよいですか?
A.いいえ。誰でも塩分は取りすぎないほうが身のためです。

Q5.高齢の母は、減塩食だと食欲が湧かず、ますます少食になってしまいます。
A.食欲や体重などを見ながら減塩を。利尿剤の影響による電解質バランスのくずれにも注意が必要です。

Q6.食塩摂取量は少なすぎても身体によくないのでは?
A.日本人は、とりすぎのため、一般的にその心配はまずないでしょう。

Q7.「天然塩」なら、多めにとってもよいのでは?
A.いわゆる天然塩と精製塩のナトリウム量はほとんど変わりません。量は同じと考えてください。

Q8.降圧剤を飲んでいれば、減塩しなくてもよいのでは?
A.減塩すれば、より健康になり、薬を減らせる可能性も出てきます。

Q9.最近、味噌汁を飲んでも血圧は上がらないという説を聞きましたが、本当ですか?
A.そのような研究報告もありますが、まだ確実性は不充分です。

Q10.普段から薄味を心がけているので、塩分量は大丈夫ですよね?
A.栄養バランス、食事量、血圧、体重などは良好ですか?そこがチェックポイントです。


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