当院は1982年に旧称加曽利病院として150床で発足。
1998年には272床に増床し、2004年に現在の千葉中央メディカルセンターに改称しています。私が当院に入職したのは、この間の2000年4月でした。
より質の高い医療を実現するためには客観的な外部評価が不可欠であるとの考えにより、2002年には日本医療評価機構の初回認定を受け、2023年には5回目の更新認定を受けました。レベルの高いケアを行うために2006年には一般病床入院基本料(看護基準)10対1、2010年には7対1の届け出を行っています。また全国的に結核などの呼吸器感染症の病床が減少していることを受け、行政の要請により2018年に陰圧室2床を設置したのですが、これが2020年春からのコロナ禍で大いに役立ったのは望外のことでした。また増加する手術件数に対応するために2020年には手術室の増築を行い、最新のクリーンシステムを備えた一般手術室が4室、眼科専用手術室1室で運用しています。
千葉中央メディカルセンターは「信頼と奉仕」を病院理念として、地域の医療を支えることを使命としております。
若葉区や周辺の市区町さらには外房地域の市町からの患者様に受診いただき、あるいは救急車を受け入れています。これらの地域は高齢化が進んでおり、高齢ゆえの複数の合併症を有する患者様も多く、独居や高齢夫婦だけの世帯も少なくありません。幸いなことに当院は発足当初から一貫して診療科間の垣根が低く、複数の疾患を持つ患者様に対して全科で治療にあたっています。看護師、薬剤師、リハビリ、臨床工学、生理検査、栄養科などでのチーム医療もよく機能しています。また退院後の生活が憂慮されるケースではソーシャルワーカーや医療連携室が療養型病院・施設への転院、在宅での訪問診療・訪問看護へ繋げることで、退院後の療養について不安を抱くことがないようにさせていただいております。
信頼と奉仕
人は病気になっても、人間としての尊厳が守られなければなりません。
従って医療を受けるにあたり、患者さまは以下の権利と責務があります。
私たちは、以上のことを尊重し医療を行います。
当院は、