2012年修了 K 宮崎大学出身
現在:大学病院での後期研修を経て当院 麻酔科にて活躍中
生まれが兵庫、大学が宮崎だったので、一度は関東に住んでみたいと思い就職活動をはじめました。大学の先輩が千葉中央メディカルセンターの初期研修医一期生として働いていましたので、いろいろとお話を聞いて病院見学に来てみました。まだ初期研修医の受け入れを始めたばかりだったこともあると思うのですが、当時の院長先生をはじめ、他の先生方も見学の学生にとても優しく接してくださり、アットホームな雰囲気に惹かれて、ここで初期研修を行うと決めました。
初期研修が終わった後、大学病院で麻酔科の後期研修を始めて、今は麻酔科医として千葉中央メディカルセンターに勤務しています。医師としてのキャリア11年目となりますが、その大半をここで過ごしたことになります。
今でも11年前と変わらず、朝8時に常勤医師みんなが医局に集合して、夜間の入院患者の申し送りや病院からの連絡事項の報告などの短いミーティングを行います。その後、みんなで一斉に回診に行くのですが、その光景は圧巻なので病院見学の際は必見です。
みんなが回診に出かけると、やさしい秘書さんがおしいいパンとコーヒーを用意してくれています。8時半を過ぎると各科の先生方が三々五々回診から医局に戻ってきて、外来や手術が始まるまでのあいだ、パンを食べコーヒーを飲みながら談話・談笑(当然患者さんのことや医学的なことも)するというのが毎日の始まりです。
入職してみると思っていた以上にアットホームな雰囲気でした。他科の先生方とも話がしやすいですし、毎日楽しく仕事をさせていただいています。困ったときには専門の医師に気軽に相談できる環境なので、患者さんのためにもなるし自分の勉強にもなって、一石二鳥だと思います。
麻酔科医としての研鑽はもちろんですが、医師としてみんなの役に立ちたいと思っていますから、最近は、気管挿管や静脈カテーテルの挿入などの困難症例があれば、いつでもどこでも、院内のあらゆる場所に出張して実施しています。他科の先生方や病棟の看護師さんなどが気軽に声をかけてくれます。普段お世話になっている方々に恩返しができている気がするし、自分のスキルを磨く機会にもなるので積極的に取り組んでいます。もちろん、研修医がいるときは、患者さんの不利益にならないように細心の注意は払いながら、できるだけ研修医に実施してもらうようにしています。指導することで、いままで気づかなかったことを発見したりして自分の勉強にもなります。
麻酔科の専門医になることができましたし、麻酔科医としての勉強の一環として取得できる資格は一通り取り終えたので、次は統計学の勉強をしたいなと思っています。
とにかく、今の病院の環境は自分にすごく合っているので、不祥事(?)だけは起こさないように頑張っていきたいと思っています。
僕は千葉中央メディカルセンター初期研修医の2期生で、2020年度の初期研修医たちは12期生ということになります。これまで千葉中央メディカルセンターで初期研修を終えた多くの後輩たちにいろいろな臨床の現場で会うことがありましたが、みんな例外なく頼もしくなって活躍している姿をみせてくれます。僕はいつもそれを誇りに思いますし、自分自身の向上心の原動力にもなっています。
これから初期研修医となる皆さんも、この病院で、共に地域の方々や社会のために貢献してみませんか?