千葉中央メディカルセンターニュース 第92号

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千葉中央メディカルセンターニュース 第92号

2025/04/20

1面:2025年 院長新年度あいさつ 高齢化社会と病院の病床ひっ迫

昨年12月から今年 1月にかけて、全国的にインフルエンザが猛威を振るい、救急車の出動や病院の救急が大変な状況となっていました。
病気であれ外傷であれ、急性期病院で治療を行い、ある程度回復したら自宅退院、施設入所、あるいは療養型病院へ転院というのが通常の流れですが、重い合併症を持つ患者さんや超高齢者ではそもそも回復しないことも稀ではありません。そのような患者さんが急性期病院にとどまり、ベッドを埋めてしまうことで病床ひっ迫、救急の新規受け入れ制限となってしまうわけです。 ACP(アドバンスケアプランニング)についてこの千葉中央メディカルセンターニュースでも何度か取り上げていますが、回復の見込みのない患者さんに急性期病院でどこまで濃厚な治療をすべきなのか考なければいけません。ある程度までの治療が終わったら、施設や療養型病院へ転院して緩和的医療だけ行うことの検討が必要ですが、そういった施設も経営上100%近い病床稼働率でないとやっていけないため、空床が常にあるはずもなく、急性期病院からの転院要請に応えるには日にちを要するのが実情です。

2面/3面:常勤医師紹介

常勤医師55名 非常勤医師74名 合計129名(2025年4月1日現在)

4面:血管造影室をリニューアル

Philips社製Azurion、J&J社製CARTO ver.8の導入でより高度な治療環境へ
このたび当院では、より安全かつ精密な治療環境を整えるため、血管造影室の設備を全面的にリニューアルし、Philips 社製の最新血管造影装置「Azurion(アズリオン)」を導入しました。
今後も当院では、最先端の医療機器と技術を積極的に導入し、地域の皆さまへ安心・安全で質の高い医療を提供できる体制づくりを進めてまいります。(ただし施設認定の関係上、一部の症例については当院で対応が難しい点についてはご理解とご了承をいただけますと幸いです。)
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